ある読者の方からの要望を受けて、光の子学園のキャラクターを四コマ漫画のページにアップしました。スクリーンショットでスマホに取り込んでシールにしたり、いろいろと使い道はあるようで、活用できるようにと掲載しました。
このキャラクターは、私が園長に着任した折に職員に光の子のイメージを聴き取ってデザインに起こしたもので、通園バスなどいろいろなところに用いています。みなさんに愛していただけると嬉しいです。
最初のうちは、絵を描くと言うよりクレヨンなど筆記具の軌跡を楽しむように画面一杯に線を描きますが、閉じ円(まる)を描けるようになる段階で、円それぞれを「(これは)お風呂」「パパ」「ママ」「○○ちゃん」と、指差しながらお話してくれるようになります。ただし、はじめの頃は後付けの見立てなので、さっきお風呂と言ったものがママに変わったりもするんですが、やがて描く前にしっかりと“つもり”をもって描けるようになり、何度質問しても同じに答えられるようになっていきます。
面白いのは、なんといっても頭足人(とうそくじん)が現れはじめる3歳半頃~4歳半頃の子どもの絵です。ある程度イメージを形にできるスキルを身に付け、しかし4歳半以上児のようには常識にとらわれないで最も印象に強く残っているものを最も大きく描くなど、3歳児の絵画ほど自由闊達な絵はありません。アリ(昆虫)や猫(小動物)を人間より大きく描いたりするのはこの頃で、4才半児以降には常識を身に付けながら、次第に整合性を保ったまとまりが感じられるようになっていきます。それはそれで大切な成長の証しなんですが、だからこそ私は、型破りで感情むき出しの3歳児の絵がどんな有名画家の絵画より好きです。なので、保育園の絵画展に行くと、ついつい年少児コーナーに長居をしてしまうんですよねぇ~…